このレビューはネタバレを含みます
エミリーブランドさん演じるケイトが
極限の状況で秩序とは、正義とは何か?
そんな
普遍的であり、答えのない問いに
翻弄される作品
とでもいいましょうか。
うん、うまくまとめたつもりなんだけど
なんか纏まってないな笑
とにかく、ベニチオさん演ずるアレハンドロの殺気ありすぎな存在感と、マット役のジョシュさん
この3人の配役がとても良かったと思います!
ケイトが最後に流した涙は、何から込み上げたものだったのか気になりますね。
もちろん複雑な心境と感情があったはずだけど、私的には、ひとつにアレハンドロの壮絶な過去に良くも悪くも人情を寄せてしまった所ではないでしょうか。
途中から彼女が本作戦に協力的に歩み寄ったのも彼の存在、また彼が荒れることによる秩序も気にしたからではないだろうか。
娘に君は似てる
この言葉が逆にケイトにも父親のようにアレハンドロをみてとっていたのかもしれない。
法規を逸脱するアレハンドロに対して、最後に再び銃を向け、自身の正義、職責にけじめをつけようとするが、撃つことは出来なかった。
向けられたアレハンドロもそれを確認したならば、その後あえて彼女が打ちやすいように全身を正体させた・・
撃てないことをお互い心の底で知っていたからなのか。とても印象的なシーンでした。