家族4人のうち長女だけが健常者であとは皆、聾唖者という家族の物語。
そんな状況なのにこの家族とにかく明るい。性の話も開けっ広げでする。
他人とコミュニケーションを取るときは長女が翻訳者の役割をするから家族にとっては長女が頼り。だから両親は家族はいつも一緒にいることが大切と言う考え。
でも、長女はパリで歌の勉強をしたいという夢を持ち、夢を追いかけるか家族をとって夢を諦めるかその狭間で揺れ動く。
ラストのオーディション会場で手話を交えながら歌う姿は感動的でした。
思春期にありがちな恋愛と将来の夢への悩み。そして、親離れと子離れという新たな巣立ちを美しい映像で描いた作品でした。