主人公は仕事に真面目で飼育してるウサギの世話が常に気になる心優しい国鉄保線員のツァンコ。彼はうまく言葉が出てこない吃音症のために周りからバカにされていた。
ある日、保線中の線路上に大金が散乱しているのを発見し、警察に通報した事から物語は始まる。
正直者のツァンコを英雄として扱うことでその時話題になっていた客車問題から国民の目を逸らそうとする運輸省職員をはじめ取り巻く登場人物はみな彼を利用することしか考えていないクズ野郎ばかりで胸糞。
しかも、父から贈られたツァンコの大事な時計を預かったにも関わらず、紛失してしまう始末。どこまでいい加減なんだよ!
真にまともな人間は終始バカにされていたツァンコだけだった。
どんなにエリート官僚でも、相手の気持ちになって考えられること。正直であること。ごめんなさいが言えることが出来ないのは人間性に問題があるって話。
エンドロールの最後の最後まで見てほしい。
女性官僚の夫がおそらくなかなか戻ってこない妻が気になって車のドアを開けて降りる音が聞こえます。
車から降りて見た光景は…きっと
果たして胸糞は晴れるのでしょうか?