幌舞さば緒

インクレディブル・ファミリーの幌舞さば緒のネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

前作同様、ヒーロー映画でもあり、家族映画でもあり、スパイ映画っぽさもあり、でもちゃんと子供向けに作られていて老若男女、家族全員で楽しめる仕上がり。それ即ちスーパーヒーローアクションファミリーコメディ映画!2は遂にイラスティサイクルとインクレディビールの登場だ!笑


台詞メモ

「頭が混乱して慌てて逃げた。悪いことしたよ。挨拶すればよかった。スーパーヒーローが法律違反でも関係ない。強い女の子は好きだし。すごくいい子で金曜デートする。でも、これってマズいよね。あのスーツ姿を忘れたい」「忘れるさ、何もかも」

「見なかったことにしろ」「理不尽です。そうでしょ?間違った法律は変えるべきだ」

「保護プログラム取り消しだ。正しいことをする人を政治家は理解できない。スーパーヒーローの存在が彼らには邪魔なんだ。今回のはいい口実だ。とにかくお手上げだよ」

「全員がミスしたの。子守りの放棄もね」「ずるいよ。ママたちだけ活躍して」「子供に正しい判断できる?」「でも手伝えるよ」「パパも〝手伝え〟って」「手伝いにも色々あるからな」「助け合おうよ。役に立ったでしょ?褒めてた」「まあな、立派だ」「悪と戦いたい」「ダメよ」「前は戦ったわ」「あの島ではね。あれは特別だったの」「またパワー禁止ってこと?」「パワーがすべて」「だからその…何だと?」「TVの台詞」「とにかく食べない?冷めないうちに」「僕たち悪いの?」「ええ」「悪いことはしてない」「ヒーロー活動は違法よ。法律は守らなくちゃ」「間違った法律を守れと?」「そうよ」「おかしな法でも?」「それを正すのが法律よ。でなきゃ大混乱」「もう大混乱してる」「カッコよかったのに」「何が?」「家族で悪と戦うこと」「そうだけど。時代は変わったのよ。私たちも変わらなきゃ」「僕たち大丈夫?」「安心して」

「ヒーローに戻るなんて夢の夢よ。どっちか仕事を」「どっちか?」「あなたは長年保険業」「ウンザリだった」「つらかったでしょ。今度は私が働きに出る」「家族を養うのは僕の役目だ。スーツとネクタイは?」「燃えたわ。ジェット機が落ちて。誰も頼れないのよ。自分たちで何とかしなきゃ」

「パーティは引き際が肝心。捕まるのはゴメンだ」

「なぜ人はスーパーヒーローを締め出した?」「無知から」「偏見だ。今日だって必死に頑張ったのに君たちは避難された」「そのとおり」「仕方ないさ。私は現場を見てない。みんなもそうだ。いくら悪と戦っても苦労や成果は伝わらない。人は政治家を信じ君たちが町を壊したと思う。スーパーヒーローへの偏見をくつがえすために君たちの視線を世界に見せるんだ」

「ヒーロー活動による損害額は君より彼女がずっと少ない」「こんなの不公平だ。僕が戦う相手はデカい」「ゆくゆくは大暴れしてもらうよ。まずはイラスティガールが最高のスタートを切る」

「まだ親が必要よ。ダッシュは算数が苦手、ヴァイオレットは初デートが不安、ジャック・ジャックは…」「あの子が何か?」「何もないけど赤ん坊は手がかかるの。私がいないと…」

「子供たちの世話は?」「僕がやるよ、簡単だ」「簡単?おめでたい人ね。何かあったら飛んで帰る」「心配しないで大いに活躍してくれ。僕には負けるだろうが」

「イラスティサイクルね」「前にも乗ってたのか?」「頭もモヒカン刈りだった」

「ニューアーバムだ。巨大な悪と戦うには巨大な悪の町へ」「ワクワクしてない?」「ここはスーパーヒーローの遊び場だ」

「電話が入った」「Heyママ、スニーカーが見つからないの。この電話パパに内緒…」「ママは忙しい!」「ごめん、ベッドの下を見て」

「Heyハニー、電話くれた?」「いや…その…遅いから寝てると思って。庭で凄いことが起きた」「寝ぼけてる?」「まさか、ジャック・ジャックが…」「ケガしたのね!?やっぱりだわ!」「違うよ!君は仕事しろ!大丈夫、僕を信じてないのか?」「ごめん、口が滑ったわ。帰ろうか?」「いいよ、こっちは問題ない」「ジャック・ジャックは?」「…別に。凄く元気だ」「よかった。ヴァイオレットは?今夜デートでしょ?」「そうさ、楽しんでたよ。すべて順調だ」「ジャック・ジャックも?」「何も問題ない」「ダッシュの宿題は?」「終わった」「私がいなくても平気?」「ビックリするくらい平穏無事だよ。君の方は?」「暴走列車を止めた!もう最高!開通式で市長が挨拶してテープカット。それから列車が逆走したの。止めたのよ!しかもケガ人なし!次々と迫るピンチを乗り切ったのよ!」「凄いじゃないか!しかも初日から大活躍、君を誇りに思うよ!」「あなたも凄いわ。早く外に出たいでしょ。大活躍できるわ。あなたあっての私なの。感謝してる」「これしき…」「愛してるわ、すぐ帰る。いい夢を」「君もな、ヘレン。…はぁ」

「やっと表舞台に立てたわね」「表舞台?」「昔から活躍してたのにMr.インクレディブルの陰にいたでしょ」「違うわ」「誤解しないで。昔も大スターだった。でも今はワンマンショー。みんなあなたを見てる」「男社会ってこと?社長はお兄さんよね」「社長なんてまっぴら。私が開発し兄が売る。世の中を動かすのはどっち?」「どう答えてほしい?本音か皮肉か」「皮肉」「売る方が大事よ。いかに人が欲しがるか。何を売るかより、何が売れるか」「言えてる。〝宇宙の起源〟を発見したら兄が売り捌くわ。マッサージ機として。本音の方は?」「自分らしい物を作って人が何と言おうと信念を貫くのよ」「兄と同じね。今の意見」「だって相手に反応させるには…捕まえる!」「兄を?」「違うわ。スクリーンスレイヴァーよ。信号を追跡する装置を作って。完成したら空港へ」

「イラスティガールは勝ってない。負けを先に延ばしただけだ。お前たち怠け者は彼女に戦いを押しつけ呑気に映像を眺めてる。スーパーヒーローの戦う姿に自分を重ね擬似体験で満足してる。無言でトーク番組を見て頭を使わずクイズ番組を見る。旅、人間関係、リスク…あらゆる大事な体験をスクリーン越しに眺めるだけ。つらいことは避け自分から動かない。欲しがって消費するだけでソファから立ち上がらない。汗をかいて生きようとしない。ヒーローに守られたい願望がお前たちをどんどん腰抜けにする。誰かの保護で生きることで得してると思うのか?権利は守られてるのか?システムは優しい笑顔でお前たちから魂を奪ってる。さあ、スーパーヒーローに私を止めさせろ。お菓子を食べながらスクリーンを見るがいい。お前たちを操っているのはこの私だ」

「順番に片づけてる!1つずつ考えながら!算数にボーイフレンド、モンスターになる赤ん坊。大変だよ!稲妻を食らい雷を握り潰すような日々だ!俺はMr.インクレディブル、いい加減な男じゃない!正義のMr.インクレディブルだ!」「ルシアスに電話を」「パパ1人で大丈夫だ。助けなんか」

「やつれてる」「寝てないからね。娘を怒らせた。算数は昔と違う。単3の電池がないのに単4を買って今も単3が切れたまま。赤い物と白い物を一緒に洗ったらピンクに。卵がない」「親業をこなせたらヒーローになれる。大変だわね。私は子供がいなくてラッキー」

「なぜ…助けに来たの?」「怒らないで」「ありがとう。怒るわけないわ。さすがね」

「ジャック・ジャックの初パワーを見逃した!」「初パワーが17もあったぞ」

「彼らは社会に対し多大な貢献をした。ゆえにスーパーヒーローを法律で認めるものとする」
幌舞さば緒

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