悲しいシーンから始まるも、残酷なシーンの無いディズニー作品らしいメッセージの詰まったストーリーは、人間のエゴに苛立ちを覚えつつも、ガッツリのファンタジーで、気持ち良く展開する作品。
冒頭、ドライブをする両親と5歳の男の子ピートの素敵な伏線から、突然の悲しい展開と、不思議なドラゴン エリオットとの出会いから始まる物語。
6年間ピートとエリオットが暮らす森に森林を伐採する伐採業者や森林保護官の家族が関わり、ピートとエリオットの関係に危機が訪れるのだが…ラストが最高で、それ迄感じた苛立ちを全て払拭してくる心暖まる内容なので、とても気持ち良く鑑賞出来た。
森林の美しさや、エリオットの柔和な表情が素晴らしく、作品を盛り上げていたのが良かった。
本作キャストの豪華さには、かなり驚いた。特にロバート・レッドフォードの包容力のある雰囲気も良かったが、何と言ってもカール・アーバンの悪役っぷりは、最高だった。