貴族社会で独裁国家なのに、帝政では無く大統領制のパネム。民主主義？
あゝきっと選挙権が貴族階級にしかないのかも知れない。
おっさんになった今、私は殆どプロスポーツに興味が無い。
それぞれの選手やチームがしのぎを削り、高みを目指すのは素晴らしい事だと思うが、彼らが『子供達や応援してくれる人達に夢を与えるため頑張る』という御題目を唱えると一気に訝しくなるし、それを無邪気に応援する気にもなれない。
その点、このサバイバルリアリティショーなら、出演者の努力や才能で選ばれたわけでは無いから、それぞれいかに対メディア戦略を立て、それを実行して生き残るかを、視聴者目線から見ていると容易に感情移入出来るのだろう。
たとえ出身地や見た目で選んだお気に入りが死んでも、憐れんで自尊心を満足させることも出来る。
特権階級達の政治的戦略と余興の為考案された割にはギャンブルでは無い様だ。
見るからに怪しげなピータが、どのタイミングで裏切るのかを観ていたが、それもなかった。
それにしてもカットニスの矢は、四次元ポケットの様に何故か中々減らない。
臨場感を出す為の、短いカット割と酔いそうな手ブレカメラはThe Hurt Lockerの悪い置き土産だろうか？
24人全員とは言わないから、他の参加者にも焦点を当ててゲームの行方を重層的に見せて欲しかった。
ゲームスタートからあまりにも無策でバタバタ数が減るばかり。
もし仮に私が女子中高生だったら、きっと気に入ったかも。
あ、セネカのオシャレ髭は良かったです。
後、何処にいた？L.クラビッツ？
もしかしてあのカマっぽいスタイリスト？
マジで？
