インドの巨匠サタジット・レイの映画。
銀座エルメスLe Studio「ル・ステュディオ」という小さなプライベートシネマで鑑賞。
没落していく貴族の男。とにかく自分の見栄や立場が重要。最後までカーストや身分、習慣から逃れられない呪いのような人生を感じた。
当時のヒンドゥースタニ音楽(北インド古典音楽)の演奏と、ジャイプール派のカタックダンスが見れる貴重な映画。
家の広間を音楽サロンのようにして、煙草やお酒をふるまい男性ばかり楽しむ場所、Jalsaghar。昔のインドはこんなふうに音楽を聴いていたのだろう。
モノクロとカラー版とあるが、モノクロの方が好き。
