あつお

ハドソン川の奇跡のあつおのネタバレレビュー・内容・結末

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

奇跡の生還の物語。
本作はバードストライクにより、不時着を余儀なくされたUSエアウェイズ1549便を元に作られたお話。USエアウェイズ1549便は着陸直後にバードストライクを起こし両エンジンが停止。コントロールが殆ど効かない状態に。それでもサリー機長の高度な運転技術により、奇跡的にハドソン川に不時着する。
実話と同じ部分はここまで。本作映画版ではサリー機長は容疑者扱いされ、マスメディアやNTSB(国家運輸安全委員会)により「より安全な着リフ方法があるのでは?」叱責されるシーンが描かれる。映画を盛り上げるための演出であるが、本作以外では時折見られる現象。罪なき市民を祀り上げ、広告収入を得るために有ること無いこと含めて報道する。そんな現状を皮肉っているとも言える。
話が脱線したが、サリー機長のお陰で100人以上の命が救われたのは事実。飛行機の高性能化、日頃の徹底した整備、管制塔の連携など様々な要因が有ると思うが、こうしたプロの仕事には頭が上がらない。映画としてではなく、ドキュメンタリーとしても今回の事故を掘り下げてみたい。そう思う素晴らしい映画でした。
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