Shun

チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話のShunのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

詰め込みすぎてコンパクトにまとまってた印象。

実話ベースの話でキャストも良かったので、演出や脚本がもっと面白ければもっと興行的に成功したのかな…。

・良かったところ
 今人気の俳優さん達の初々しい演技を見られる
 実話ベースで頑張ろうって勇気をもらえる

 若いっていいなって思える泣いて笑える青春映画

・悪かったところ
 天海祐希の演技力が生かしきれてない(厳しい先生役なのに全然怖くない、むしろ物分かりよすぎて人物像が安定しない)

 演出がイマイチで違和感がすごい(変な福井弁、飛躍しないダンス技術、全米まで行けた過程や理由が全然伝わってこないストーリー展開)

 各キャラクターの背景を深く描き切れてないので没入感が薄い(複雑な家庭環境とかルッキズムへのアンチテーゼ、10代の少女達の複雑な心の動きとかをサクッと解決・処理しちゃうもったいなさ)
 
・結論
題材となった学校の実際の演技をYouTubeで観たが、彼女達の数分の演技がこの1時間半の映画を凌駕する素晴らしさだった。だから、この映画ではあえて踊りの技術は再現せずにいたのかなと思うんだけど、その割に10代の少女が抱える繊細でダイナミックな心動きや成長みたいなのを丁寧に描けてないから何となく人物が薄っぺらい。全体として出演者が豪華な再現VTRという感想だった。
Shun

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