原作は未読。
映画の出来についての評判は概ね不評だが、[地獄の黙示録]以前の‘70年台のfictionalな戦争映画って、大体こんな感じじゃなかっただろうか?
荒唐無稽なIfと大量の火薬とヒロイックで悲運なストーリー。
この戦況で如何なる実行不可能な作戦でも、軍法会議で死刑確定のシュタイナーとその配下の落下傘部隊には死に場所として選択権が無い。
彼らも成功確率が極めて低い事も承知で邁進するしか無い。
ヒムラーもこの作戦に託けて、シュタイナーを始末したかっただけかも知れない。
確かにデヴリンのロマンス部分は余計だが、この頃イギリス映画は007花盛りだし、あまりむさ苦しいだけでも味気ない。
チャーチルのbody doubleはそれっぽかったが、ヒムラーってあんなにぽっちゃりだったっけ?