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WE ARE XのSEBのレビュー・感想・評価

WE ARE X(2016年製作の映画)
4.0
 洗脳の恐ろしさ
 バンドリーダーとしてのYoshikiの軌跡が中心に据えられ描かれている映画。
 幼少時に父を自死で亡くし、その悲しみと怒りを音楽へ昇華させるYoshiki。
 順調に見えたバンドにtaigiの脱退、hideの死など次々と悲劇が襲う。
 個人的にいたたまれなくなったのは、洗脳されたToshlが、解散原因(脱退)を作ったことを怒るXファンに罵倒されるシーンだ。
 今でこそ宗教団体による洗脳は大きな社会問題となっているが、当時は洗脳の恐ろしさがあまりよく知られていなかったのだと思う。
 今の日本だったら、洗脳された人も被害者だと認識できるから、あんなに攻撃しないんじゃないかと思う。
 Toshlが悪かったわけではなく、むしろ被害者だと思う。
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