このレビューはネタバレを含みます
過去にタイムスリップする小児科医の話。
韓国映画っぽい純愛物語に、BTTF的なタイムスリップ要素が絡んでくる作品でしたね。
正直、純愛モノには興味なかったんですけど、過去改変を描いたSF映画としても見れましたし、主人公が過去の自分とガッツリ絡むのも珍しい展開で、興味深く見れました。
死んだ恋人を救いつつ、今いる娘も守る為に、主人公は「恋人を救っても、別れなければいけない」という非情な決断を下します。
恋人に死なれる事と、恋人が生きてても会えない状況のどちらがキツいのだろう？と考えさせられるものがあったし、子供を作る為に決められた人生を歩むのもキツいよな～と思ったり。
最終的には恋人と再会出来たとはいえ、人生の大半を上記したメンタリティーで過ごす事が、果たして幸せと呼べるのかモヤモヤが残るところ。
歴史改変モノのお約束として、過去を変える事よりも、過去を受け入れる事の大切さを描いて欲しかった気もするんですけどね。
究極の自己犠牲と言えば、聞こえは良いものの、私だったら耐えられそうにないかな…。
まぁ、この物語をどう受け止めるかは人それぞれだし、純愛×歴史改変という組み合わせだからこそ、生まれたユニークな作品である事は確かでしょう。
純愛映画好きだけでなく、歴史改変モノが好きな人にもオススメしたい作品です。
