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羅生門のmitsuのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
3.5
3人の食い違う証言から誰か本当の事を話しているか、という点は一見現代の法廷ものサスペンスのような構成。話を聞くうちに真実がわかるのだが、人間のエゴや虚栄心といった醜さ体現した作品。
皆自分の都合の良い解釈=確証バイアス、が働くという事。第三者の客観的視点による評価の重要性である事を提言していると感じた。戦後まもない時期に撮影されたためなのからこの映画の退廃的な世界観が素晴らしかった。
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