猫そぎチャンスペロッテ

静かなる情熱 エミリ・ディキンスンの猫そぎチャンスペロッテのレビュー・感想・評価

3.6
監督/ テレンス・デイヴィス
出演/ シンシア・ニクソン(エミリ)

女流詩人エミリ・ディキンソンは、
アメリカの北東部ニュー・イングランドの田舎町に生まれ育ち、その外に出ることは滅多になかった、、
自己主張は強固で、その詩編の本質は人々の心に訴えかける強い普遍性を持っていた、、

父の口添えもあって地元新聞に初めて「詩」を掲載するも、編集長は「有名な文学は男の作品で、女には不朽の名作は書けない」と皮肉られて(「詩」の寄稿は生前10編の発表のみとなった)、、、

多分‼️)、、、(父エドワードの仕事は弁護士で、連邦下院等議員でリベラルな地元の名士であった)、その父の影響がありある意味父親より、情熱的、進歩的で、

その時代と社会への批判的・急進的な考え方があって、特に父親以外のまたは男社会への「侮蔑」のようなものが芽生えていた🌱のかと思う、、(シランケド❗マチガッタラゴメン🍃)

1歳半上の兄(オースティン)に対しては、本当にずけずけと反抗的であり、感情を抑えられないほど激昂することさえあった、
また南北戦争についても、「奴隷制度は間違った制度だった、それを終らせるのに60万人以上戦死した、、」と批判もしている、、

また、女子専門学校時代には、学校の福音主義的な教育に疑問を持ち、学校側から
「怠惰な信仰生活が許されると思うのか?」と問われ、
〈信じたいのですが、どうも確信がもてなくて〉
〈神に祈ったことはあるが、神様は気になされない、〉
といったような意見を堂々と述べていた、、

彼女の特異な考えを貫く生活に関しては、学校や家庭地域社会でも「反抗的」だとされ亀裂を生んできたが、彼女はあくまでも魂の自由を守り、水面下の真実をつかみ、その自由を探る生き方を自作の「詩文」に綴っていた🐦️💕、、


そして、彼女の死後に残された約1800編の詩文には、お茶目であり、柔軟で自由な心があり、恋へ💕の憧れや💔男性への初(ウブ)な恐れや臆病な思いがあり、
また、哲学的パートにおいて、彼女の詩文は孤独な思索結果で、後世の人たちが〈再思考する〉礎になっている、
(カンジタダケ&シランノヨ)

そしてエミリの詩編の普遍性が、今も読む者の心を打ったり、力を与えたりしているんだなと、、、💕(😇)

『静かなる情熱』が、なんとなく理解できた、、、💗(キョウコノゴロ)


🟩詩/エミリ・ディキンソン

💠不完全なのが一番です━
ありのままなのが━
わたしは限りあるもの━
よく見えません━

(自己の存在を厳しく限定して)


歓喜とは 出ていくこと
内陸の魂が 大海へと
家々を過ぎ━━岬を過ぎ━
永遠の中へと深く━

(自己を明るく解き放つ力)