ミミック

ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリーのミミックのレビュー・感想・評価

4.0
60~80年代のハリウッド黄金期を影で支えた、絵コンテ作家のハロルドと映画リサーチャーのリリアン夫婦の愛の軌跡。
絵コンテは監督の描く世界をより視覚的に表現するし、リサーチをすることで映画に深みやリアリティを与えている、まさに縁の下の力持ちであり目に見えない功労者である。
この二人がまさにお互いがベストパートナーで話を聞くだけでほっこりする。また度々挿入されるイラストも特徴を捉えていて素敵。
ハロルドは過去パイロットとして戦争に参加した経験があったり、リリアンは孤児であったりと決して明るくはない過去がドラマよりドラマチック。
いち絵コンテ作家から美術総括の立場まで任されたり、ドリームワークスの『シュレック2』に二人をモデルにしたキャラが登場するほど功績の大きさが伺える。
こんな素敵な人達が映画づくりに携わってると思うとこちらまで嬉しくなる。
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