【国破れて山河と子等或り】21
下関駅で知り合った子どもたちを連れて、復員兵のおじさんが東へ東へと旅する。戦災で身寄りをなくした孤児と、もともと身寄りのない復員さんが目指すのは「みかへりの塔」。復…
日本の超絶ネオレアリズモ。ただし優しい。ロングショットの数々が圧倒的に凄い(階段下の少年が上にいたお姉ちゃんを見つけたけど、誰にも言わずに皆と去っていく、あの俯瞰!そして山の斜面!)
どこまでも縦…
瓦礫が一面に広がる広島の風景、子供二人だけの山登りと頂上から見える海、息を飲むようなロケ撮影の素晴らしさ。病気の友達を背負って山の砂道を登る足どりのなんて力強いことか。行き場所がどこにもなかった人た…
>>続きを読む「この子たちに心当たりはありませんか?」
でかでかと画面を埋めるこの文に、はっとさせられる。戦後、戦災孤児を引き取って暮らしていた清水宏監督が、子供たちと『蜂の巣映画部』を設立し、彼らひとりひとりが…
清水宏監督作品。
太平洋戦争後の日本。復員兵の島村修作は、下関駅で出会った戦争孤児達と共にあてどもない旅をしていく話。
「はちのこ、はちのこ、ぶんぶんぶん♪」というテーマ曲が陽気でユルい。おじさん…