本年度のアカデミー外国語映画賞を受賞した作品。
自身もトランスジェンダーであるダニエル・ウェガが演じる主人公。一緒に住む歳の離れた恋人が自宅で亡くなってしまう。
サスペンス要素もありながら、その…
試写会で観てきたので、一足先にレビューを。
トランスジェンダーを題材にした作品でしたが、ダニエラ・ヴェガの完成度が高くて、最初から最後まで彼女は女性でした。
愛する人を喪った悲しみの中で、一人の…
試写会にて鑑賞。
かけがえのない愛する人を失い、悲しみの中にいる彼女に、容赦なく心ない事を浴びせてくる人々に怒りと悲しみが込み上げたけれど、主人公マリーナの優しさと強さに心打たれました。
困難は人…
美しさとは何かと思うときの、美しさをみつめるまなざしの距離と、人の尊厳を生きようとするときの距離とは、ナチュラルという言葉と響き合いながら、アイロニカルな何かを物語ることになる。またそれは、本当にナ…
>>続きを読む銀幕短評(#730)
「彼女はすてき」(原題)
2017年、チリ。1時間44分。
総合評価 84点。
女も男も ひれ伏すでしょう。
風も愛も ひれ伏すでしょう。
鳥も光と ひれ伏すでしょう。
…
『西部戦線異状なし』ぐらいに、誰かが作るべきだった映画。スペインというか、ヨーロッパで作られたことにも納得がいく。
冒頭のシーンは、コントラストの高いライティングで、90年代のハリウッド映画を思わ…
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