カレンブラックはハマり役。父親も凄く良かった。死ぬ間際の語り、ニキビを気にする娘越しの鏡のショット。
あの子供は人をイラつかせる天才。
愚かで寂しい人ばかり。
ハリウッドに翻弄される人々の、というの…
このレビューはネタバレを含みます
24.02.2024
最後の群衆は、誰かへ牙を向けてるのでもなく、自分の欲求があるでもなく
ただただ攻撃するだけのものになってる
意味もなく
強い邪悪を感じるわけでもなく
思考がぽって浮いちゃっ…
『真夜中のカーボーイ』のジョン・シュレジンジャー監督✖️脚本ウォルド・ソルトによるもう一つの『ハリウッド・バビロン』或いは『バートン・フィンク』みたいな狂った群像劇。
戦前の不況が立ち込めるハリウ…
DOMMUNEでトラウマ映画が特集された時に、
この映画のラストの地獄絵図をみて、なんじゃこりゃ〜となって
初めてDVDで全編見直してみた。
「バビロン」のようなハリウッドの内幕ものである一方、
…
まるで夢の中のような独特な画質でマルホランドドライブに少し似てる。
この映画、ジャンルとしてはデカダンスになるだろうか。
いや~それにしても集団心理とは恐ろしい!
何かがきっかけで抑制を失い(直接…
「真夜中のカーボーイ」(1969)のジョン・シュレンジャー監督が1930年代後半のハリウッドを舞台に赤裸々な人間群像を描く。
1938年。映画会社パラマウントの美術部に就職することになったトッドは…
このレビューはネタバレを含みます
30年代のハリウッドを舞台にした、表舞台の光は一切浴びない人間たちの悲喜交々。
所々謎描写・謎演出が多く、冗長さや脈絡の無さを感じるが、最後まで観終えるとそれまで感じていたそこはかとない気味悪さや…
キラキラした夢の世界と見せかけて、嫌〜な空気が立ち込めるハリウッドで巻き起こる一人の女性を巡る愛憎劇。
人が他者への思いやりや希望を失った成れの果てを観た気がする。
人を人たらしめる物を失った時、…