MoscatoBianco

シリアにてのMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

シリアにて(2017年製作の映画)
3.5
「アサド政権と反体制派、そしてISの対立が続いていたが、ロシアの軍事介入により、アサド政権が力を回復しつつある」ダマスカスが舞台です。

映画の一家は上記の3派のどれなんでしょうか? 明らかにISではないと思いますが、政権側か反体制派かはよくわかりません。
主役のご婦人の夫(登場しない)は戦闘に加わっているそうなので、どちらでもないということはありません。
まあどっちにしても、夫の留守宅で息を潜めている妻や家族には、戦況はあまり関係ありません。早く終わってほしいだけでしょう。

一家が住むマンションには、もう主役一家しか残っていないそうです。2階っぽいです。他の住人の皆さんは既に逃げました。
ただし、5階在住の若夫妻と乳児も一緒に隠れています。この夫妻がひどい目に遭います。

これが他人夫妻でなく、自分の家族だったら一家の行動は違ったでしょうか? たぶん違ったでしょうね。
ではそれを責められますか?
そういうことが問われます。
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