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マーシャ・P・ジョンソンの生と死ののんchanのレビュー・感想・評価

3.9
このジャケに目が留まり、幸せオーラを発している様に感じられた✨

私は名前も知らなかったが、伝説的なトランスジェンダーとして、今も多くの人に愛されているマーシャ・P・ジョンソン(1945.8.24〜1992.7.6)

名前の「P」は"pay it no mind" (気にする必要ないさ)を意味している👍

LGBTQ運動の先駆者として功績があり、誰にでも優しく、困った人には手を差し伸べるマリア様のような人だったらしい。

そのマーシャがある日、ハドソン川で無残な姿で発見された。
謎の死を遂げてから25年。依然として激化する差別と戦い続ける活動家ビクトリア・クルスが立ち上がり、マーシャの死の真相に迫るドキュメンタリー‼️

マーシャの生きた60年代は女装が法律で禁じられていた程。女装すると逮捕なんて😨
何もしなくても警察から目をつけられ、厳しい罵声、そして暴力が絶えなかった。

それでもマーシャを知る人々、仲間達は口を揃えて言う。
「あんな蝶🦋みたいな人はいない。毎日羽化するのよ」
何があっても笑顔を振り撒いていた様子。自殺なんて有り得ない。
写真や動画で活動家としてマイクを握る姿も見られる。

ビクトリアが過去の関係書類、検死書を取り寄せ調べ、ありとあらゆる事をやり、当時の情報を掻き集める。
マーシャは亡くなった夜に男2人からつけられていたという情報もある。もしかしてマフィアかも知れない。ただ、警察は良く調べもせずに自殺として処理していた。
結局、未だに理由は解らない。
1人の命が川で亡くなった事実だけがあるのみ...

虚しくて切なくて、初めて知った人だけど涙が溢れた🥲

時代が変わったかも知れないが、人の命の尊さは昔から今もずーっと変わらない。大切に大事にされねばならない。

知らなかった世界を垣間見て、色々な活動をしている人々を知れただけでも有意義だった🌟


R.I.P マーシャ・P・ジョンソン🦋
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