猫そぎチャンスペロッテ

ミッシングの猫そぎチャンスペロッテのレビュー・感想・評価

ミッシング(1982年製作の映画)
3.7
監督コスタ・ガヴラス
出演ジャック・レモン(父親エド)
シシー・スペイセク(妻ベス)
1982年のカンヌ・パルムドール受賞作

監督の娘ジュディ・ガヴラスの作品(監督・脚本)『ぜんぶ、フィデルのせい』(公開2006年)が面白かった、
こちらは、9歳の女の子アンナの視点で描かれていて風刺がきいている。
時代は、70年代初頭のパリが舞台で、この時代の世界情勢の出来事は紛争や戦争そしてイデオロギーの対立の激化であった、そして、最期はチリのクーデターの場面で映画は幕を閉じる、

そして、本作品『ミッシング』(公開1982年)の監督である父親コスタ・ガヴラスは、社会派サスペンスを得意とし、「ミュージックボックス」「告白」「戒厳令」などの政治的・左翼的なテーマが多くあります、

映画は、軍事政権下のチリ軍に拉致されたアメリカ人(ジャーナリズム専攻)の捜索をする、その父親と息子の妻の視点で、描かれています。

息子を真剣に探し続ける父役ジャック・レモン(エド)と妻役シシー・スペイセク(ベス)の緊迫した演技が素晴らしいです