ある秘密を持つホテルに知らずに来た客達の群像サスペンス・スリラー。
タイトルやジャケットから想像させるような、いかがわしい要素はないです。
チェックイン早々、各自わけの分からない行動をとりだして何が起きるのかワクワク。
説明なしでどんどん進んでいくスピード感と、時間を少し交差させて各自のエピソードを繋げていく見せ方が上手。
驚かされたのは「俺は…もう…ダメだ…」みたいなグダグダがない発砲シーン。
結構な衝撃が伝わってくる迫力あるシーンなのに緊迫したBGMがないので突然「え、うそ、死んだ?この人主人公じゃないの?」ってなる。
音で脅かすんじゃなくて展開でびっくりさせるのに好感が持てます。
ストーリーは複雑じゃないし、登場人物も少なくて分かりやすいし、終わり方も好き。