ノムラ

千と千尋の神隠しのノムラのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
5.0
だいたい3ヶ月に1回のペースで観ているのでもう50回は観ていると思う。
全てが美しいしストーリーもいい、キャラクターもよく出来ている。が、これまで千と千尋に関する数々の資料やインタビュー記事、著名人アマチュア達の考察を読んだが、世界的な記録を作り上げるほどの大ヒットした確固たる理由を、納得できる形で説明できた人はいない。
うまく言えないが、日本で一番カレーを上手く作れる人がカレーを作ってると、送られてきたりんごやヨーグルトや昨夜の余った肉じゃがや、そういうカレーが美味しくなるものが自発的にも偶発的にも揃い、いつもと違う煮込み時間や火の加減や時間のトラブルが起き、それが奇跡のような配合で化学反応を起こし、一生に一度と作れないめちゃくちゃ美味しいカレーが出来てしまった、そんな映画だと思う。
海原電鉄のシーンが一番好きだ。中道を海を走る列車に例えるセンスには参ってしまう。あと音楽が全部いい。宮崎駿と久石譲が同じ時代に生まれてくれてよかった。
ずっと昔から大好きな映画。何回観ても飽きない。
ノムラ

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