若い女性のアンバランス。
おそろしく怠惰で、あいまいで、なげやりだけど、ふとした思いつきの衝動から新しい自分に生まれ変わることができる。
環境だとかだけじゃなく、ほんの些細なメイクやファッション、
もっと些細な"思い"だけでも。
そんな主人公に前田敦子さんを置いたところがいいなぁ。
強いアイドルの印象がまだ日本中に残る彼女ですが、もっと素に潜む、明らかにもっている生々しい人間力を外に放出するまでの、その脱皮の最中を黒沢さんが撮ったのだろう。
いろいろな感情をぐるぐると巻き起こす面白い映画でした。
そして加瀬亮。