90年代、というこの響きだけで脳内に甘い電流が走る。そんな世代のひとたちにしたら始終その感覚になる映画。
10代の中盤くらい。
毎日、たむろする仲間と出会って、少し悪いことも覚えて、それがとんでもなくキラキラに楽しい。
必然的に親と距離ができて、
そのうち恋をして。
舞台はロサンゼルスだけれど、
自分にしたらそんなあの頃の夏を思い出すような。
かけがえのないとき、あの温度感、ストリートカルチャー、
そんなただよう雰囲気を16mmフィルムで堪能できる。焼き付ける。
試写で観たけれど、やっぱり映画館で観たい。