ノムラ

天使のたまごのノムラのレビュー・感想・評価

天使のたまご(1985年製作の映画)
3.0
押井守作品。卵を持った少女が荒れ果てた世界で1人の青年と出会う話。

ストーリーは自分で補完してねってタイプの作品で、世界観と音楽が壮大なため芸術作品としても観れる。
大切な思い出や美しい過去を忘れられなくて何もできずに時が止まってしまった人が、出会いによって前に進む為のきっかけを見つける話なのだと個人的には解釈した。
考察ではキリスト教やらセックスの暗喩やら監督がこうこう言ってるやら書いてるが、こんなにも自由な解釈をしていいように描いてくれている映画なのだから自分の感性に従って観るのが一番楽しめると思う。

エヴァやウテナ、lainの訳分からんシーンっぽいのが70分ずっと続く上、言葉もストーリーも効果音も無くしたことでより一層訳分からん雰囲気になっていてかなり難解である。でもなぜかクセになって何度も思い出す映画だ。
あと誰が見ても絶対に途中で寝る。眠くなるでなく100%寝る。
ノムラ

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