龍馬

愛がなんだの龍馬のレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.8
今泉力哉監督作品。
公開中の『愛なのに』と同じく30代前の5人の男女の恋愛もの。相変わらず会話がリアルすぎ!この世界感がすきだなぁ~。

恋愛依存型の主人公・山田テルコ(岸井ゆきの)が、仕事や友人を失くしてでも心底惚れてしまった男性(成田凌)に執着する姿を描いた究極の片想い映画です。

タイトルが似ていてややこしいのですがテーマも同じ”愛”を描いてる。
前者は”不倫”、こっちは”恋愛依存症”。原作は角田光代。

監督の過去作を観ようと、チェックをしていたらなんと主演が岸井ゆきのちゃんと成田凌だった。そして江口のりこも出演!

主演が知らない俳優さんだと、入り込むまでに時間がかかるので、いきなりテンションMAXで見れたのが嬉しい。

岸井ゆきのちゃんは『#家族募集します』でシングルマザーを『99.9 刑事専門弁護士』では売れないミュージシャンを演じて個人的に注目中。

成田凌は周防監督の『カツベン』で好演の演技が光ってるのが印象的!

とにかく岸井ゆきのちゃんが猫みたいに可愛くて、成田凌のダメ男ぶりが腹が立つくらい上手すぎる。

江口のりこもヤンキーあがりの恰好でダサイ猫の服を着ているし、監督は猫にこだわりでもあるのかな。

結局、”愛のカタチ”って人それぞれあって、それが本人にとって”幸せ”であればそれでいいと思うし、他人がああやこうや言うのでなく紆余曲折があって、最後に本人がたどり着くのだと思います。

だから”恋愛映画”って、いつの時代も新しいさまざまな”愛のカタチ”があるのでどんどん作られるのですね。

奥深い永遠のテーマです!
龍馬

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