時代劇では当たり前に使われる刀にスポットを当てて煮詰めた映画。
人殺しのための武器が放つプレッシャーとそれを持つ者の葛藤を強烈な音楽と共にぶつけられ、時代や情勢がどうであれ人を斬る事がいかに大それた…
塚本監督らしく難解な内容。そして一度観たら中々忘れない映画。
バッタバッタと切り倒す時代劇を期待してる人は肩透かしを食らうと思う。
とは言え冒頭から音がめっちゃ良い。かなり音響にこだわってる作品だな…
うーん、まだ自分には早かったかな…
凄く重い時代劇でした。
所々まだ理解が及ばないシーンもあったし、演出なんだろうけど余韻にしても長すぎる(と個人的には感じてしまう)間に飽きてしまいました。
時…
暴力に惹かれてしまう人間の業。そして復讐が復讐を呼ぶ負の連鎖。過剰なまでに大きく反響する鞘走りの音や鍔鳴り、刀同士がぶつかり合う衝撃音が不気味で耳障り。しかしそれが人を斬るということに対し戦慄を覚え…
>>続きを読む人を斬れない浪人が境界線を越えてしまう
何かを失う代わりに何かを得る。
人を斬る=やり返すと解釈すると現代にも通じると思う。
優しすぎる人間には刀を握らせるとどうなるのか。
侍なんだから斬りなさ…
江戸の末期、農村で暮らしていた浪人杢之進は、農作業を手伝いながらのんびり暮らしながら、隣家の農民の市助に剣術を教えていた。そんな杢之進は、そろそろ江戸に出て騒乱の中に身を置くことを考えていた。杢之進…
>>続きを読む鉄男の塚本晋也監督の時代劇。あらすじは至って簡単だが、そこに生まれる人間達の感情や立場や想いがぐちゃぐちゃになって容赦なく袋小路に叩きつけられる。人を斬る事で飯にありつく侍というものを79分で徹底的…
>>続きを読むKAIJYU THEATER