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魔法少年☆ワイルドバージンのnatsumeのネタバレレビュー・内容・結末

2.4

このレビューはネタバレを含みます

ある意味王道というか、心優しき非モテ男子が魔法が使えるヒーローとなって恋しい彼女を守るため強くなる、という古典的ラブコメなのだが、ダークサイドに堕ちる先輩魔法使いとのエピソードとか、斎藤工演じるアクの強い伝説の魔法使いとか、ガイ〓ックスを彷彿とさせるカオスなバトルが見られる終盤とかに、そこそこの捻りはある。

童貞非モテってことが男子にとってどれほどの精神的プレッシャーなのか女性としてよくわかってなかったなぁ…と思ってしまったぶん、手放しでは楽しめなかったのだが、特撮モノとしては「あえて」のチープさのさじ加減とかに監督の手練れ感感じた。真面目な人が怒り出す一歩手前ぐらいで止める感じ。

それ故にラストが性急だったかなーとも思う。キスがクライマックスという少女漫画のようなすっとばし感。

ヒロインの佐野ひなこちゃんが可愛いので脚本のアラがねじ伏せられてたかな。コードネームミラージュのドブネズミ役だった女優さん。可愛い。

監督はとにかく器用な人だと思うので、たぶん何を撮ってもそこそこ行けてしまうと思うんだけど、本格的に映画監督やるならもう少し色を出してもいいんじゃないか、と思う。
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