歩葉戸路素

ロボット大襲来の歩葉戸路素のレビュー・感想・評価

ロボット大襲来(1954年製作の映画)
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50年代のB級SFホラー映画
主人公たちは無人と化した街で目覚め謎を解き明かすべく捜索するという
なんかCUBE系映画を思い起こさせるミステリー展開なのでグイグイ引き込まれたのだが…
なんて事はない『金星人が侵略してきたから街の人が逃げて無人と化してる』だけだったのだ!笑
普通のパニック映画なのに見せ方一つで引き込まれるんだなぁ〜って

金星人の侵略なのだが…
殺人ロボットを遠隔操作して人間殲滅計画に出ていた!
そのロボットの余りにもチープで被り物全開なデザインにトキめいてしまった!
街の外をヨチヨチ歩きで徘徊してる姿とか、ノロノロ襲いかかってきたり階段を登ったりする愚鈍な動作に抱腹絶倒なの間違いなし!
「火星から来たデビルガール」の冷蔵庫ロボットの「ジャーミー」くんを思い出す風貌

でもそのロボットの活躍本編5分ぐらいしか無くて…ちょっと退屈だったかも
ラストとか人間同士のイザコザあったりロボットそっちのけな展開がね…
最後に毒電波流されたロボットがコロっと死ぬのとか好きだったのに
もうちょい活躍が見たかった

でもやはり冷戦を感じさせるピリピリした空気があって色々考えさせられる
SF映画って当時の社会情勢が直で投影されるジャンルなんだなぁって
歩葉戸路素

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