しかし、今井正らしいアイロニーな映画。何も笑えるシーンがない。日本の老人は、不幸だと当時すでに描いている。喜劇とワザと入れているのが左翼的。老人ホームに行くのが幸せだというラストは、現代日本人には、…
>>続きを読む喜劇というには少し重い。50年前からこの問題を取り上げていたのも驚きだけど、今の日本が良くなっているどころか、さらに人間味が薄い国になってるのが何とも言えない。あのセールスマンもかわいそ過ぎる。笑い…
>>続きを読む家出したミヤコ蝶々と養老院を飛び出した北林谷栄が死に場所を求めて浅草をふらつく話。喜劇、とタイトルに付いているがその裏側には死に場所を選ばざるを得ない悲劇の割合が多い。ミヤコ蝶々と北林谷栄の掛け合い…
>>続きを読む再鑑賞。傑作喜劇だけど、みているのが耐え難いほどの哀愁。
動乱の時代を様々なカラーで生き抜いてきた老人達、戦争がないだけで幸せ、とは簡単にいかない。いやむしろ幸せを考える余裕があることは不幸なのだと…
ものすごい豪華キャストのおばあちゃんたちのロードムービー。ロケが多くて、なんだかシュールでオシャレ。養老院にいるメンバーも、斎藤達雄はやっぱりインテリとか、東山千栄子は上品だとかいう楽しみも。
お…
この時代から高齢化問題!
この時代だからこその表現?
「喜劇」とタイトルについているが、全く喜劇にみえない。が、女優さんの力で喜劇になっている。
「いずれアンタもジジイになんだよ」
全くその通りで…
ほのぼのとしたタイトルながら、老人のうつなども扱った結構な重喜劇。老け専役者が総出演して、その重い話を語り口だけは優しく描く。タイトルに「喜劇」の文字がなかったようだけど、公開時に急遽つけたのかな。…
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