ぽち

MISS OSAKA ミス・オオサカのぽちのレビュー・感想・評価

MISS OSAKA ミス・オオサカ(2019年製作の映画)
2.5
女性の心情を丁寧に描いているのだが、ストーリー自体に起伏や驚きが無く「だからどうした」って言う部類の作品となっている。

それとやはり日本の描き方にかなり違和感があり、見ていても気になってしょうがない。

実在の「ミス大阪」という店でロケをしたそうだし、街並みなどはそのままなので良いのだが、いきなりバーのママが英語ペラペラだったり、どう見てもヤーさん崩れの彼が普通に英語しゃべったり、英会話率が多すぎるのが違和感。

競輪で数千万単位で素人が当たりを出しているのもやりすぎ。

日本人のパスポートで出国しているのも無理がある。

ミミコの死因を時系列をいじってミステリアスにしているのだが、結局そこもストーリーの中心に絡んでこないので、消化不良。
せめてイネスの犯行とかにして、逃避行とした方が盛り上がったのではないだろうか。

一人の女性の心の変化をみるべき作品だということは分かるが、それを乗せた器がいい加減すぎないだろうか。

で、一番の「無理」がイネスを演じたビクトリアがキャバレーで一目置かれるほどの美人ではないこと。

今一つノレなかった作品。



余談。
日本語のようにしゃべる人により癖が強い言語は、誰に習ったかで最悪ギャグになってしまう。

今作のイネスがそのまま大阪に居ついたとしたら、きっとバリバリの大阪弁のおばちゃんが出来上がるのだろうなぁ。笑

で、「ギャグ」になってしまった一番の見本が不死身のセガールおやじ。
きっと彼女に習ったんだろうな。微妙なお姉言葉の日本語が爆笑。
ぽち

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