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スキャンダルのかにのレビュー・感想・評価

スキャンダル(2019年製作の映画)
3.0
2016年、アメリカで実際に起こったテレビ局FOXニュースのロジャーエイルズのセクハラ事件のお話。話をよく知らないもんだから、見終わった後に調べてほぅほぅとなっている。こんな事件を通して#metoo運動が盛んになっていったのか。先に概要を調べて知識を入れてから観るとより楽しめる映画。
出る杭は打たれる。トップの言うがまま。我慢するしかない。そんなのはダメだと立ち上がる女性。立ち上がった1人は、同じ想いの女性たちに勇気を与えたり、困惑させたり。闇。
半沢直樹みたいに、最後スカッとしない感じがまたリアル。悪者もコテンパンにはされず、また似たような事件が起こりそうな雰囲気。改善はちょっとずつしか進まない。でも確実に進む。
わりと最近の話。
なかなか話にのめり込めないのは、事件をあまり知らないからだし、FOXがどんな立ち位置なのかがよくわかってないから。アメリカ人にはすごくリアルでおもしろい映画なんだろうと思う。メイクも実際のキャスターに似せて特殊メイクしてるみたい。日本人のカズ•ヒロさん。もとのキャスターを知らないからなんとも言えないけども、そうとう似てるとのこと。
知らないからこそ、映画を観て興味を持って調べて知れる。映画が問題提起になる。
予告でビリーアイリッシュ流れてたのに、本編では無し。予告だけの音楽とかあるんかーい。
原題のbombshellには、「爆弾、突発的な事件、魅力的な女性」といろいろ意味があるようで。ドンピシャなタイトル。
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