なんの為に誰の為に人間が人間を裁くのか、その正当性を〝正義〟の二文字で納得させてしまう危うさが司法には有る。
法律と言うあくまで人間が作った枠組みの中での犯罪行為も、司法によって裁かれる判決に異論を唱えたい事例も多々ある。
更に罪の事実とは無関係に判決が左右される、司法制度の矛盾を作り出すのはマスメディアの影響は多大だ。
何故、人間が人間を殺してはいけないのか、或いは殺しても良いのか…。
法律云々の前に根本的な答えを導かなければ、人間の存在意義が問われる事になる。
そんな司法制度や判決に疑問を投げかける男は、元判事を拉致監禁しSNSを利用し一般市民を巻き込み公開模擬裁判を企てる。
監禁もののカナダ映画と捉えると物足りなさを感じるが、司法・警察・マスメディアの歪んだ〝正義〟に人々は左右され、いつかはこんな事件は本当に起きるだろう。
自らの正当性は他者にとっては不当性でも有る..★,