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家族を想うときのtamaeのネタバレレビュー・内容・結末

家族を想うとき(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

英国で配達員をしていたドンレーンという実在の人物をベースにした映画。過酷な労働条件のもと制裁金を恐れて働き続けたため多忙なクリスマスシーズン後の年明けに亡くなったそう。
家族を振り切って車を出すリッキーの、映画では描かれないその後を思うとさらに胸が詰まる。

少しでもいい暮らしが出来るようにと精一杯働いても報われない絶望感、見えない希望。自己責任論って本当に残酷だと思う。

革新的な技術やサービスの恩恵を受けるその影で犠牲になる人や物の可能性を忘れずにいたいと思う。その誰かは未来の自分かもしれないということも。

キャストの演技、素晴らしかった。。。
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