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ANIARA アニアーラの先生のネタバレレビュー・内容・結末

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

評価が低かったので後回しにしていたが、ツイッターで評判良いのを目にして見てみた。面白かった。こういうの好き。滅びありきで見たので、特につまらないとかはなかった。
「メランコリア」とか「パンドラム」を思い出した。
終末までの至りを想像するのが楽しい。というか癒される。なんだろう。あとロバート・パティンソンの「ハイライフ」も同じかな。

ミーマの仕組みがよくわからなかったが、人工知能で喋り出した時は驚いた。最初はむげにされていたのに、絶望からみんなにすがられるようになる変化が面白い。恋愛面に関しては、エレベーターのシーンから始まっていたんだなと後から気づいた。主人公が尻ばかり見ていたのが気になった。普通に気持ち悪いぞ。

子供の成長があまり見られなかったけど、一定期間育てたら別の場に移してたのかな。その時間経過がわからない。
生徒達は成長して仕事についてたのはわかったが。

船長の変化も良かったな。独裁っぽいけどどこか小物で、でもまあ責務を頑張って勤めてる風にも見える。天体観測士は殺しちゃったけど。

槍のくだりは良かったが、結局なんだったんだろう。単純にミサイルだったのかな。未知すぎ。

巨大スクリーンを作り上げたのすごい。その直後の自殺もすごい。子供を連れての心中。今思えば、ベッドでの会話が遺言だったのか。そこまで絶望していたのか。まあ目標が無いっぽかったし。

ほどほどにパニックでカルトで正常なところが面白かった。最後のは地球だったのか、新しい惑星だったのか。
棺であり方舟。生命のスープで満たされるからまた新しい人類が誕生するかも。

登場人物達の顔に傷が説明なくあるのが良かったな。地球の環境がめちゃめちゃなのも良かった。
どこで生きて、どこで死ぬか。
現実の縮図と投影で面白かった。
先生

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