このレビューはネタバレを含みます
金子さんが本当に無念でならない。
国が一人の天才を潰した。
無罪判決後のインタビューをみると自分が不当逮捕された怒りではなく他の人に迷惑をかけてしまったことを多く語っている。
プログラミングがただ大好きだっただけの金子さんを、なぜ京都府警は逮捕しようと考えたのだろう。
劇中にもあったよう、「今僕がこのナイフで貴方を刺してもナイフを作った人は捕まらない」。なのになぜ?
インタビューの最後に「日本の未来のために若い人たちは頑張ってください。ソフトウェアを作っただけで捕まるようなことはなくなったと思いますので」と言った。
ここまでされて自分のことではなく、他人のことか。
金子さんは今後プログラマーを目指す若者はもちろんその他にも大きな勇気を与えてくれたと思う。
無罪判決をされてからたったの1年7ヶ月後亡くなってしまった金子さんに、もっと良い人生を送っていただきたかった。
42歳で亡くなってしまったそのうちの7年は大好きなプログラミングから離れさせられた。
こんなにも残酷なことがあるだろうか