ほほえみデブ

音楽のほほえみデブのレビュー・感想・評価

音楽(2019年製作の映画)
4.8
映画館でマスクしながら泣いていた。最高すぎて。
バカで青くて必死な青春映画が好きすぎて。

ロックというものを初めて聞いた時の、エレキテルが脳につきぬけ雷が落ちたような衝撃を思い出しましたわ。
まさに「古武術」のかき鳴らす、なぜかツインベース(びよーん無しの)とドラムのビートそのもの。

古武術の演奏を聴いた時の、森田君の脳内にエンドルフィンとピンクフロイドの原子心母とツェッペリンと色々がバーンと溢れるの分かる。
ロックとはパッション&エモーション&愛。音楽の形態ではなく精神。

田舎とバンドとヤンキーの青春。
お江戸ではない、地方の片田舎の魂の叫び、素敵だった。
景色が、ファンタジー館に山の上の巨大な弘法大師像って、
まさか蒲郡?と思いながら見てたら、
まさに作者の方の地元の蒲郡の風景だったとは。
見知った風景すぎて、これもエモかった。

相手校の自転車で追っかけられて云々のくだりは、
ヒクヒクしながら笑いをこらえた。
そうそう、坂本さんの声よかったです。なぜか歌声は岡村ちゃんだけど。
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