かおり

1917 命をかけた伝令のかおりのネタバレレビュー・内容・結末

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーを全く知らずに視聴。
シリアスな話であり、自分の予測を裏切るシーンばかりだった。


開始直後はほのぼのとした話かと思いきや、ストーリーが急展開。


出発までの葛藤などが描かれるのかと思っていたら、ウィリアムがすぐついてきた。
最初は、そんな簡単に前線まで行くことを受け入れられるのだろうか?と疑問に感じだが、もう悩む時間もないのだな、と捉えると逆に現実おびてしまった。


トムが目的地までウィリアムを引っ張っていくのかと思えば、トムは墜落した敵を救ったがために、刺されてしまい、死んでしまう。


第一陣の攻撃には待ち合わなかったが、二陣以降を止められた。

自分が想像した場面展開ではなかったが、あまり違和感なく観ることができ、面白かったと思う。

最後に、ウィリアムがトムの兄に言伝を伝えられたシーンでは泣いてしまった。

映画館で見れたら良かったなぁ。




この兵士たちは、戦場のあらゆる場所にある死体を見て、どう思うのだろう。
その死体と、友達の死体はどう違うのだろう。
敵を殺すのはどうしてだろう。
女を殺さなかったのはどうしてだろう。

私は、幸福にも、物心ついてから身近な人・家族を失ったことがないから、死というものに現実性がない。

この映画に限らず、戦争・争いを題材とした漫画・小説などでも、人を殺すシーンや死ぬシーンはある訳だが、人が死ぬこと・殺すことについて、感覚を希薄化させずに、考えていきたいと思う。
かおり

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