このレビューはネタバレを含みます
この裏切り者のどこが優しいのか。
主人公の自己中心っぷりを
人間臭さとして受け入れられるかどうかで評価が分かれるのでは。
自分はダメだった。
東ドイツ(当時)の、炭鉱夫兼人気シンガーの主人公。
冷…
主人公が人間関係に限らず、国家に関わるしがらみに囚われてずっと息苦しそうで、ただ歌を歌っている時だけは強張った顔が緩んで、そしてその姿は勇ましくも見えて。曲も優しいのに喉に詰まる悲壮感が混じってる感…
>>続きを読む『希望の灯り』や『僕たちは希望という名の列車に乗った』などと並んで、近年の東独の記憶を描いたドイツ映画の秀作に並ぶ、素晴らしい作品でした。
グンダーマンはもしかすると都合のいい人間に見えるかもしれ…
アレクサンダー・シェアーがグンダーマンになりきっているらしく、普段のイメージと全然違う姿。劇中の歌もアレクサンダー・シェアー本が実際に歌ってるらしい。
彼は「異端児ファスビンダー」でアンディ・ウォー…
https://youtu.be/NM3Ar4CZRI4
炭鉱夫兼ミュージシャン、「善き人のためのソナタ」でもおなじみの秘密警察(シュタージ)でもあった主人公の話。
母親のお古のピンクジャージを…
2回、真剣に観たのに判からない事の深さに感心する。同時に、これほど真っ直ぐに心を揺り動かす要因に想いを馳せる。人間が孕む茫漠とした矛盾と、属した社会が根底的に崩壊しても人々の生活はただただ続いていく…
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