たーたん

ダーティハリーのたーたんのレビュー・感想・評価

ダーティハリー(1971年製作の映画)
4.0
型破りな刑事が出る作品はたくさんあるけどこれほどまでに心に残るキャラクターもそういない。
ハリー・キャラハン。
ホットドッグ食いながらマグナムを撃ち、出歯亀に間違われて一般市民から袋叩きに遭い、肋骨折れた体でフェンスによじ登るタフなやつ。型破りなので上司の言うことを聞かないし勝手な行動もとる。おまけに最後は私刑執行。
アメリカンニューシネマの一つに数えられるだけあって最後は虚無感が凄まじい。爽快感など皆無。これがまた良い。
そして最高の演技を見せるスコーピオ。
良い悪役がいてこそ、映画も名作となるのだろう。