ホアキン、枯れれば枯れるほど良き俳優におなりになった。
古びて使い込んだ毛布のようなホアキンと新品でアンテナがあちこちに向いた敏感なキッズ。
空中に散らばったいくつかの意味のない、意味のある言葉が最終的に集まって形になって映画になるところが素晴らしい。
ホアキンだけでなく、子役の上手さといい俳優力がなければ為し得ない映画。
しかしインタビューを受けているアメリカの子ども達の紡ぎ出す言葉の本物感と深さたるや。
達観している。俯瞰で見ている。あれは台本ではないと知って驚き。
あの頃の自分にあのように感じて見る目は持ってなかったと。
