Donguri5656

鬼火のDonguri5656のネタバレレビュー・内容・結末

鬼火(1963年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「高等遊民もの」だったのか〜。

「もう治ってる」って言われてるのに、
受け入れずに、周りの気遣いも受け入れず、文句ばーっかり言ってるじゃん。

働いてる人に、いちいち
マウント取りにいったり、
なんだか、クレーマーだな〜。
モラトリアムか、厨二病かってな感じ⁉︎

いやぁ〜、昔、
毎日文化ホールあたり⁈でみて、
すごく印象深かったイメージが残っていて、
いつかまた見たいと思っていたけど、
こちらが、もはや、
やさぐれてしまったのか、
見ていてカチンときたね(笑)

こういうのは、若い時にみるから、
いいんだよね、きっと。
(ドストエフスキーやトーマス・マン
も読みどきってあるもんね)

最後の遺書⁈の表示が余分だよね、
あれがなければ、周りの人たちとの
対比という客観化で、古びなかった気も
するけど、あんなにアラン側に
寄り添ってしまうと、
今となっては興醒めかな。
60年代的ではある。

ひとつひとつのセリフとか、撮影とか、
映画としてのクオリティは高いと
今も思う。
全く共感できんけど。

当時、これでサティを知った。

見た年のベスト1にした気もする、
若気の至り。
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