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とらんぷ譚のnoelleのレビュー・感想・評価

とらんぷ譚(1936年製作の映画)
5.0
特集最終週に駆け込み、ギトリ主演作を見れて良かった。毒薬と同じくキャスト紹介の始まりが良い。自伝を書く「ペテン師」が自分の過去を語る全編ナレーション。いきなり盗みで食事抜きの罰を喰らった主人公以外家族全員毒キノコで死ぬ突飛な展開から笑う。「悪事で生き延び善人は死んだ。けど僕は泣かなかった…」パッと家族11人消えたり行進の巻き戻し、映画遊びたくさんで楽しかった。泥棒娘と結婚期最短の元妻めちゃくちゃ可愛いけどあんな感じでフランスはモテるのか…徴兵や戦地のエピソードも同トーンで描き、自分を助けてくれて腕を失くした男と賭けの場で再会してじんわり、嘘はもうやめて正直者に…で終わらせてはくれず、時計エピソードの出来すぎたオチに拍手。
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