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私がモテてどうすんだのryotaのネタバレレビュー・内容・結末

私がモテてどうすんだ(2020年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

うわ、なんじゃこの映画は〜〜!これだけ中身の薄っぺらいラブコメって存在したんだね。ある意味奇抜で貴重ですんごい映画です。何しろ、誰も何も成長せずなんともならない時間が止まっているような映画なんだもの。ダンスシーンとかミュージカルっぽいこともやってるのに。

容姿で好きとか嫌いとか、そもそもコンプラかなり違反してるところは昭和みたいであーやっちゃってるなーってそもそもショッキング。富田望生って確か清原果耶とも入れ替わったやつやってたよね?ある意味すごいメンタル。ちょっと流石に気の毒に思えたけど、割と力強い安定した芝居を見せてくれていたからホッとしました。ただ、痩せた後を演じた彼女を含めイケメンたちが通り一遍の芝居を繰り返しているだけで、容姿とちょっとした仕草程度の芝居だけだからキャラクターもクソもなくて、流石にBL漫画にも謝った方がいいレベルに見えましたよ。腐女子は恋愛しても(結局可愛いってだけで言い寄られてたから恋愛してないけど。心が好きとか舞台演劇シーンで言ってたけど、全く説得力なし)結局BLを眺めてるのが一番!ってオチで、全く成長しない。上っ面だけを映画にしたのだとしたら、絶対映画館は閑古鳥だったに違いないでしょ(大ヒットしたんだったら、私猛省します)。原作が超有名なのかもしれないけど、映画化した勇気には脱帽します。

ちょっとしたミュージカルで始まった冒頭はちょっと期待したのになあ。だって推しのキャラ(漫画)が死んだからって痩せて美人になるって設定、馬鹿馬鹿しくて楽しそうじゃん。でも美人がちっとも魅力的じゃないしそもそもそんなに美女でもなくちょっと可愛いってレベルにしか見えないから、なんでこんな展開になっていくのか、説得力なくて無理がありますよ。風邪ひいてお見舞いのお菓子食べまくってまた太って富田望生に戻ったらまたコメディになって、そこはちょっと面白かったけど(彼女に芝居がね)、また痩せたらつまんないラブコメに戻っちゃった。普通逆じゃん!って思いながら、まあ色々とうまくいかなったのかなあと勘繰ってしまいました。とにかく、役者の皆さんせめてもう少し自分の役と向き合って演じてほしかった。誰にも何にも感情移入できないですよ。

まあ制服姿のJKがみんなで踊って楽しそうで、それでよしとしますか。
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