キラキラしたジブリ映画の物語から10年後。
なんとも中途半端な印象。
ジブリへ絡んでないから
中学生時代も描くなら
ジブリのアニメのイメージを
全く出さないで描いた方が
良かったんじゃないかな。
中学生のシーンになると
途端にアニメとの答え合わせみたいな
感じがするし
下手したらあのシーンを実写で撮りたかった
そんな感じさえする。
あの恥ずかしいくらいキラキラした
アニメのエンディングのその後をみたい
というのは分からなくもないけど
そこは想像にお任せでいいと思う。
なんか蛇足というか野暮。
主題歌がカントリーロードから
翼をくださいになったのは
日本とイタリアで離れて暮らす
雫と聖司の会いたい気持ちを表しているから
悪くはないけれど
あまり響いてこなかったのが実際。
中学生からの10年間遠距離恋愛は
かなりキツイと思うけれど
雫がイタリアを訪れた時の
聖司の言動には
本当に雫を大切に思ってる？
としか感じなかった。
修行中の聖司はおそらく日本に10年間
一度も帰っていないと思うけれど
雫がイタリアをこれが初訪問なのか
過去に、大学生時代とかに
訪れているのかがはっきりしない。
空港まで迎えにも行かないし
ホテルに泊まらせるし
翌日も一緒に出かけてリハとかから
いてもらえばいいじゃないかと。
やるならもっとシビアに
やって欲しかったね。
せっかくいい役者揃えてるんだから。
