瑞鶴

泣きたい私は猫をかぶるの瑞鶴のレビュー・感想・評価

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)
3.7
2024年5月19日(日)、TOKYO MXにて鑑賞。

佐藤順一×柴山智隆×岡田麿里×スタジオコロリド×ヨルシカ。

背景のディティールが細かくて美しい。何処となくジブリ感もあるのだが、ディティールが細かすぎてどちらかと言うと新海誠寄りか。

本作は仮面による猫化というファンタジー要素のあるケモナーな作品だが、更に高度なケモナー化を使ったNTRを見せられた。
その他にも世界が途中からファンタジーになるのだが、何処となく「電脳コイル」「千と千尋の神隠し」「バケモノの子」「ARIA」「ペルソナ」あたりを彷彿させるような既視感のある混ぜ物な世界観。

佐藤順一×岡田麿里を感じさせるような要素はそこまでも無い。
あえてギスギス要素を入れてある場面もあり、心理描写の変化には違和感も少なからずあった。

色々と惜しい。
2時間近い作品だが、自分は親が離婚してからの再婚といった環境で無いのでそこまで刺さらないし内容は薄っぺらい。
前半のファンタジーな世界になるまではなかなか退屈な話だ。
もう少し視聴者に訴えかけるようなテーマがあれば良かったかもしれない。
75点。
瑞鶴

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