その歴史を人はどう見ているのか?
笑顔や、Tシャツに描かれた呑気な言葉が気になったり。その歴史は伝わっているのか、いないのか。負の歴史を後世に伝えるという役割は、観光という行為とどう折り合いをつけら…
ザクセンハウゼン収容所を見る人々を見る作品。
収容所の入口から始まり、多言語のガイドを時に挟みつつ主要と思われる内部を一つずつ見て、入口と同じ出口へと進む90分。この間に、次々と疑問が浮かんでくる…
今やダークツアリズムの一大拠点となっているアウシュビッツの収容所に固定カメラを置き、観光客の様子をモノクロの映像で流すという、非常に単調な映画。
暑さに疲労困憊を見せ、様々な騒音を伴いながら収容所…
暮れにたまたま大岡昇平の原作を読み始めたせいで、年の明けた深夜から塚本晋也の『野火』をまた、しかもプロジェクター&ヘッドホンでいうトチ狂った失策鑑賞で明けた元旦。もう開き直りで初映画もこれ。と観はじ…
>>続きを読むあまりにも考えなしに写真を撮っている観光客たちには呆れたけれど
淡々と情景だけを流しているので全体的に退屈だった。
ガイドの言葉は印象に残った。
「生きる希望を利用したのです
家族や友人に会え…
2021.2.1 サツゲキ
小学生の頃母が買ってくれた『悲劇の少女アンネ』を読んで号泣して以来、アウシュビッツ関連の本を読んだり映画を見たり、生存者の方の講演を聴きに行ったりするうちに、いつかは…
ホロコーストの舞台となった収容所を観光する人々を定点的に撮影したドキュメンタリー作品
多くの人々は、強制収容所の中で記念写真をいたるところで撮り、飽きるとペットボトルを頭の上に置き、写真撮影の時に…