バート・ブロムリー（タイ・シェリダン）はアスペルガー症候群によりコミュニケーション障害を持つが、ホテルの夜間受付の仕事を行っていた。彼はコミュニケーション能力向上のため、秘密裏に客室に隠しカメラを設置し、それを見て人の行動研究を行っていた。しかし、バートが設置した隠しカメラが女性客が暴行を受けるシーンが写っており、バートはその客室に急行するが、その女性客は殺されていた。バートの行動に疑問を持った刑事により追及されることになった。
本作は主人公であるバートがアスペルガー症候群であること、そして隠しカメラで客を盗撮していることという二点から非常に主人公の心情が掴みにくく、感情移入しにくい。コミュニケーション能力の向上のためという目的と、客室に隠しカメラを仕掛けて覗き見るという手段がどうしても合致しない。他にも手段はあるだろう。
しかし、女性客のアンドレア・リヴェラ（アナ・デ・アルマス）にバートが惚れて、彼女に好かれようとおしゃれする姿は青年の自然な姿に見えて良かったと思います。アンドレアは可愛いし、魅力的でした。
隠しカメラで犯行を目撃するということがストーリーの肝なのは分かるがそれをアスペルガー症候群の方にそれを背負わせるというやり口がどうしても気に入らなかった。私には合わない作品だったと思います。
鑑賞日：2023年3月15日
鑑賞方法：Amazon Prime Video
