浅野公喜

ラインの浅野公喜のレビュー・感想・評価

ライン(1999年製作の映画)
2.7
死んで欲しい人間を言うと殺してくれる呪いの伝言ダイヤルをテーマにした90年代後半のJホラー。「着信アリ」や韓国の「ボイス」よりも数年早くガラケーがそれなりに重要な役割を担っています。

想像以上に淡々と進み、犠牲者も派手な描写も少なく映像処理でごまかしている感が否めませんが、当時のパソコンやホームページ、そして前述のガラケーといったIT関連は今となっては懐かしさを感じますし、恐怖の大王だの騒いでいた世紀末のダークな雰囲気が一応漂っており、純粋な作品の評価とは関係ないですが時代の空気感が新鮮かもしれません。

トモロヲ・タグチ、キョウスケアベといったキャストも注目ですが、「オーディション」でホテルのフロント役を演じていたナッツ・タナハシも出演。
浅野公喜

浅野公喜